Discography

Masahiro Ikumi / Jazzing
 
01) Struttin'
02) Kapalua-bay
03) Back To The Essence
04) Sputnix "Radio Mix"
05) On The Turn Table
06) Jazz For Real
07) Killer Joe
08) Sputnik#1
09) Metaphor Of Jazz
10) Feel The Groove
11) Livin' In The Jungle
 



2021年10月20日発売/Vivid Sound 
1983年、トーラスレコードからリリースされた初のリーダー作の再リリース版
 
 
CD On Sale
 

 

 

Masahiro Ikumi / uLAyasu
 
01)Say My Love
02)Urayasu Seawind
03)Sunset Blvd.
04)Morning Breeze・Daylight
05)Coral Island
06)Good By To The Blues
07)Area Code 0473
08)Angel Is Sleepin'
09)P. O. N
 
村上ポンタ秀一(ds)
高水健司/美久月千春(b)
島健(kyd)
ペッカー(perc)
渕野繁雄(sax)
武田和三(tp)
兼崎順一(tp)
マイク・ダン(vo)
山川恵津子(cho)
木戸泰弘(cho)
比山貴咏史(cho)
松木美音(cho)
幾見雅博(gt)
 

角松敏生が87年にリリースしたインスト・アルバム『SEA IS A LADY』のシングル曲で、実質的アルバム・オープニング・ナンバー<Sea Line>の、あの印象的なイントロのギター・カッティングを弾いているのが幾見雅博、その人である。ここに復活したアルバム『ULAYASU』は、今はなきトーラス・レコードから83年7月に発売された、幾見のファースト・リーダー作。アートワークをご覧いただくと分かるように、浦安=URAYASUではなく、ULAYASU。半ば強引に綴りへLAを潜り込ませ、“浦安は日本のL.A.だ”とブチ上げた。当時のアナログ盤のオビのキャッチーでも、“日本のL.A.浦安在住。哀愁のギタリスト、あの幾見雅博が遂にソロ・アルバムを完成”と謳っている。
今年3月に急逝した村上ポンタ秀一(ds)を筆頭に、高水健司/美久月千春(b)、島健(kyd)、ペッカー(perc)、渕野繁雄(sax)、マイク・ダン(perc)という豪華布陣によるセッション。後年アレンジャーとして名をあげる島は、かつて幾見が組んでいたジャズ・コンボのレギュラー・メンバーであった。コーラスには山川恵津子、木戸泰弘、比山貴咏史、松木美音。ホーンには兼崎順一/武田和三(tr)らが呼ばれている。作曲はすべて幾見自身で(作詞は曲による)、どの曲もポップで明るく、実に爽快。スターターの<Say, My Love>はギター版シャカタクだし、ホーンとコーラス入りの2曲目<Urayasu Seawind>は、当時人気絶頂だった高中正義の作風に通じる。この2曲は当時シングルに切られ、A面曲<Say, My Love>の邦題は何と、サンタナかッ!?と言いたくなるような<哀愁の浦安>。ジャケットも首都高浦安ランプの夜景で、雰囲気はまるで演歌チックだ。それでもサブカル系の和モノDJの間で人気があるのかジャケットも首都高浦安ランプの夜景で、雰囲気はまるで演歌チックだ。それでもサブカル系の和モノDJの間で人気があるのか、最近のオークション市場では7インチのアナログ盤に結構なプレミアがつく。一方<Urayasu Seawind>は、タモリの司会でお馴染みだった長寿人気TVバラエティ『笑っていいとも』の某コーナーに使用されていたらしい。  
(金澤寿和氏ライナーノーツより)